ビジネスできちんと利益を上げていくためには、テストマーケティングが大事だとよくいわれます。
納得がいくまでテストマーケティングは何回でもくり返し行うべきですが、その結果に一喜一憂する必要はありません。なぜなら、その目的は成功することではないからです。
何のためにテストマーケティングをするのか、しっかりと認識しておきましょう。
テストマーケティングは成功しなくてもいい?
テストマーケティングの段階ですべてを成功させようとは考えないでください。すべてのことを成功させることは不可能ですし、そんなことを求めようとすればするほど身動きが取れなくなってしまいます。
上手くいくことといかないことを知り、ビジネスを形づくるための情報を収集することがテストマーケティングの目的です。だから、上手くいかないことが出てくるのはとてもよい兆候ととらえてください。
また、ビジネスのすべての環境を整えようとする人がいます。レジを用意しないとダメ、什器を用意しないとダメ、値札や看板をつくらないとダメ、会計や経営の知識を身につけないとダメなど、まず形を整えないと始められない人もけっこう多いように感じます。
レジは売上げがわかればいいのですから手書きの伝票をつくればいいですし、家計簿程度の帳簿で構いません。値札も看板も手書きで十分ですし、立派な什器を揃えなくても商品を置くことができれば問題ありません。
テストマーケティングを通して身につけるスキルとは
お金に直結しないことは後回しで構わないのです。
そもそも会計の知識を身につけることでお金を稼ぐことができるのであれば、世の中の会計士は全員億万長者になっているはずですし、値札が素敵だからといって1000円の商品が1万円になることはありません。
そんなことを気にするヒマがあったら、テストマーケティングをする場所を見つけて実際に売ってみることです。集客と売るスキルを身につけたほうが何百倍もお金を生み出すことができるのです。
実際に売りながら、本当に必要だと感じたものやコトを揃えるなり、身につけるなりするのです。
もちろん「必要だ」という判断基準は、お金に直結するかどうかです。
「テストマーケティングの目的はビジネスに必要な情報収集」まとめ
テストマーケティングの段階では成功しなくてもかまわない。お金を稼ぐためのスキルを身につけ、情報収集しよう。