スモールビジネスの顧客管理は会員カードで

どのようなビジネスにも顧客管理は欠かせないものです。

顧客管理といえば、単にお客さんの情報を管理することだけではありません。

お客さんとのコミュニケーションや関係性をマネジメントすることで、ビジネスを成功させるために非常に重要なものになります。

スモールビジネスにとっての顧客管理の基本ポイントについて知りましょう。

スモールビジネスの顧客管理に必須のモノ

会員登録したくなる特典やメリットとは?で、お客さんに会員登録してもらい、会員カードを発行することの重要性をお話ししました。この会員カードがスモールビジネスの顧客管理の基本になります。

会員カードには、お客さんの名前と登録日を必ず記入するようにしてください。そして、来店時のスタンプを押すときには来店日を記入してください。

いまはどういう時間帯に誰が何の商品を買っていったかなどをデータ管理できるPOSシステムが普及していますが、スモールビジネスの顧客管理にはあまり必要ないと思っています。

その理由は、多くの情報を活用してお金に落とし込むのは、大手が商品開発や仕入れの情報を得るためには必要かもしれませんが、スモールビジネスではそもそも統計を出すまでの基準になる数を集めることができませんし、そんな細かな情報を集めても分析も活用もできないからです。

スモールビジネスには人と人のつながりが大切

会員カードに名前が書いてあれば、名前を忘れていたとしても「○○さん」と呼ぶことができますし、前回の来店から日が空いていたら「最近どうしたの?」と聞いてあげれば会話になります。

はじめてのお客さんか2回目のお客さんかを、会員カードの有無で知ることもできます。地域密着のお店の顧客管理は、昔ながらの商店と同じで人と人のつながりがとても大切です。

DMやニュースレターなどもこれと同じ考えです。これはザイオン効果と言って、1度会った人よりも2度3度と会った人のほうが安心感や信頼感が増すということです。

見知らぬ人から商品を買うのと、すでに商品を購入したことがある見知った人から買うのと、どちらのハードルが低いかと言えば後者に決まっているのです。


「スモールビジネスの顧客管理は会員カードで」まとめ

POSデータによる顧客管理は大手向け。人と人のつながりが大切なスモールビジネスでは、会員カードを顧客管理に活用しよう。

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