どのようなビジネスでも、商品やサービスを現金に換えられなければ、売上げをつくることはできません。
つまり、どんなに惚れ込んだ商材であっても、現金化できるポイントを抑えずに、ビジネスに投資をしてもリスクを抱え込むだけです。
では、どうすれば、現金化ポイントを抑えることができるのでしょうか?
商品を現金化する流れをつくる
「通常のビジネスの核となるポイントの多くは集客だ」とお伝えしました。どんなビジネスでも集客ができなければ成立させることができないからです。
それと同時に考えなければならない要素は、いまお伝えしたように「あなたが扱う商品やサービスは現金化できるか?」ということです。
放置自転車ビジネスでは、「自転車を集める→現金に換わる」という流れを、テストを重ね実証し、明確につくり上げました。
前章でもお伝えしましたが、放置自転車ビジネスでは「自転車を集めれば現金に換わる」というビジネスの核となる現金化のポイントが完全に明確になっているのです。
私たちは放置自転車ビジネス業界を打ち出し、放置自転車ビジネスに関する書籍『 [放置自転車ビジネス] 開業マニュアル』『起業としての放置自転車ビジネスがあなたを救う!』(いずれも、稲本勝美著ぱる出版)を出版しています。
その書籍を読んで放置自転車ビジネスに興味を持った方から、「輸出業者を教えてください」という問い合わせを受けることがあります。
放置自転車ビジネスではパートナー制度を設けているため、放置自転車ビジネスに関しての問い合わせには一切お答えしておりませんが、放置自転車ビジネスに興味を持っていただいた方に、この場を借りて少しお話しさせてもらいます。
商品を売るために重要なこととは?
はっきり言うと、輸出業者を知ることが重要ではないのです。
輸出業者を知ったからと言って、自転車を集めることができなければ、そもそも相手にしてもらえません。
そんなことより重要なのは「自転車を集めれば現金に換わる」という本質です。
この本質がわかっていないから、「輸出業者を教えてください」とか「撤去のやり方はどうすればよいのですか?」とか、枝葉の部分ばかりに気を取られているのです。
撤去の仕方なんてものは作業の話です。作業の話を知ったからと言って、そのビジネスのポテンシャルを紐解くことなどできるわけがないのです。
しかし、「自転車を集めれば現金に換わる」という本質がわかっていれば、そのビジネスの可能性を見て取ることができるのです。それがすべてなのです。
それがわかっているからこそ、自転車を集めることだけに集中することができるのです。だから、放置自転車ビジネスパートナーの全員が結果を出すことができるのです。
それと同じで、ビジネスを立ち上げるときには、「集客→売れる」という流れを明確にしてあげなければなりません。
商品へのニーズを知ろう
あなたが扱う商品やサービスが、お金に換わるかどうかわからない段階で、はじめからお店を持ったり、商品を大量に仕入れたり、従業員を雇ったり、必要以上のお金を投入することは、リスク以外の何ものでもないということです。
なぜなら、それらはいまの段階では枝葉の部分にすぎないからです。
それよりも大切なことはただ1つ。あなたの扱う商品やサービスが実際に現金化できるかどうかをテストしてみることです。
商品やサービスに自信があったとしても、実際にどれほどのニーズがあるかをテストしてみる必要があります。
私は知り合いの経営者から「テストの鬼」と呼ばれています。とにかく新しく何かを始めるときは、小さなテストを繰り返し、出た結果に対してビジネスの方向性を決めるようにしています。
テストの結果、頭で考えていたことと現実とで、答えがまったく違っていたことなどいくらでもありますし、実際に売ってみてはじめて気づくこともたくさんあります。
仮にテストの過程でビジネスとして成立させにくい要素が出てきてしまい、その要素を排除できない場合は撤退も含めて判断するのです。
この考えは、リスクを最小限に抑え、確実に結果を出すためにとても重要です。
「商品やサービスの現金化ポイントは明確か?」まとめ
商材を現金化できるかどうかわからなければ、起業してもリスクが大きい。まずは、テストマーケティングをするべき。