お金を稼ぐための意外な能力とは?

お金を稼ぐために必要な能力とは、どのようなものでしょうか?

営業のためのトーク力や資金を調達する能力などをあげる人は多いでしょう。

こうした能力はもちろんあった方がいいのですが、それ以前に、起業してお金を稼ぐために身につけたい基本的な能力があります。

そういうと何かむずかしそうに思えますが、それほど特別なものではありません。

この機会に、その能力についてお教えしましょう。

お金を稼ぐために疑問があれば…

わからないことや疑問に思ったことはとにかく現場に行って質問をしてみればいいのです。そうすれば、何かしら答えは見つかります。

例えば、あるコンベンションセンターの敷地で商売をしているケータリングカーがあったとしましょう。

そのビジネスに興味を持ち、「ここに参加するには、どういう手続きが必要で、場所代はいくらくらいだろうか」などと知りたくなったとします。そんなときは、忙しくなさそうな時間帯を選んで、商品を買いながらでも、

「ここって、どういうシステムになっているんですか?」

なんて聞けば、普通に教えてくれますよ。

それを、妙に恐縮した態度をとったり、いかにもライバル店がリサーチをしていますという具合に聞いたりすると、怪しまれて警戒されるんです。

また、教えてもらえなかったとしてもいいんです。なぜなら、となりにも別のケータリングカーがあるんですから。同じ敷地内に出店している別のお店で聞けばいいだけです。

お金を稼ぐ基本の能力

とにかく聞く。それは「聞く」能力ですが、テクニックではありません。知りたかったら「なんで?」と聞くのは当たり前。誰かと話をするときに「あなたの名前を教えてください」というのと同じです。

お店に来たお客さんに「うちのお店を何で知ったのですか?」と聞けば教えてくれます。ふだん売れない商品を買う人がいれば、「何に使うの?」と聞くのです。

そうすることで、集客につながるヒントや商品の思わぬ使い道や利点を知ることができます。それをチラシやセールストークに落とし込めば、お金に変えることができるのです。

聞くという行動には、お金は1円もかかりません。「教えて」というだけです。特別な能力ではありませんが、意識しなければできません。

私はビジネスのすべてを、この「聞く」と「テスト」で作り上げているといっても過言ではありません。

着物の知識がゼロでも、着物を扱ったことがなくても、お金に変えられるようになったのは、すべてお客さんに聞いたからです。

お金を稼ぐために聞く

業者の着物オークションで売れない着物を1000円で売り、買う人に「何に使うの?」と聞いて、その答えから「着物生地」として売り初め「どのくらいあればいいの?」と聞いて、「切り売り」という方法に変えていきました。

着物の買い取りでは、「どうして着物売っちゃうの?」「この着物はいくらで買ったの?」など、とにかく聞きまくって知識をつけていきました。

聞かれた方は驚きますが、関係ありません。なぜなら私が知りたいからです。そして、それを知らなければ次につなげることができないからです。

普段と違う生地が売れるようになったことで、「一閑張り」という商品を作り、教室まで開くようなり、年間数百万円の利益を生み出してもいます。

聞くというのは、自分が知りたいことが明確でなければ質問ができません。だから、自分のビジネスをつねに意識しておかなければならないのです。

意識して意識して意識することで、疑問が生まれ、お客さんのちょっとした違いにも気づくことができます。

質問は何物にも代えがたいお金を生み出す重要な能力なのです。

テクニックではなく、疑問を抱いたら「聞く」。本質はこれだけです。

ただし、調べればわかるようなことは自分で調べましょう。そうでなければ、ただの「教えて君」になり、人は離れていきますから気をつけてくださいね。


「お金を稼ぐための意外な能力とは?」まとめ

お金を稼ぐための基本となる能力とは聞くこと。つねに自分のビジネスを意識して、知りたいことを明確にしておこう。

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