顧客リストはビジネスを行っていく上で重要な資産になります。
顧客リストをつくるには、会員登録などでコツコツとお客さんの情報を集めていくのですが、お客さんの細かい情報を根掘り葉掘り聞き出す必要はありません。
ビジネスに役立つ情報だけを集めればいいのです。その集めるべき情報とは、何でしょうか?
顧客リストに必要な情報とは?
顧客リストの情報は何を集めればいいのでしょう?
とにかく1つでも多くの顧客情報を得ようと、家族構成や年収や持ち家か借家かなど、ありとあらゆることを会員登録時に書いてもらおうとする人がいますが、それはやってはいけません。
クレジットカードをつくるのに必要であるなど、目的がはっきりしているのであれば細かい顧客情報を集めるのはかまいませんが、そうでない場合はよけいなことは聞かないほうがよいでしょう。
「とりあえず情報を少しでも多く聞いておけば、あとから何かで活用できるかな?」と思ったとしても、いま必要のない情報は聞く必要のない情報です。
私は、名前・よみがな・電話番号(携帯可)・FAXの有無・FAX番号・郵便番号・住所・メールアドレス・誕生月・性別・種別(着物を着る・手芸・両方)を聞いています。
結論を言うと、必要な情報だけを収集するのです。
とにかくシンプルにして登録してもらうことにだけに集中するのです。そのときに、いろいろお客さんに不快な感じを抱かせてはダメなのです。
例えば、誕生月としているのは、生年月日とすると年齢がわかってしまうので女性のお客さんは嫌がるからです。ちょっとでも考えさせてしまうとお客さんは行動するのをやめてしまいます。
お客さんに考えさせないことは、ビジネスを行なううえでものすごく大事なのです。
顧客リストの情報はシンプルに
メールアドレスを教えてもらえればメールマガジンなどを発行することが可能です。メールマガジンはほぼ無料で発行できるので、ものすごく便利な情報提供ツールですが、メールアドレスを紙に書いてもらうのは、なかなか骨の折れる作業ですし、けっこう間違って記載されることがあります。
それでも、飲食店などでは、お昼時前に「今日のおすすめメニュー」や「現在の待ち状況」などをメールで送ればものすごく効果があると思います。
美容室などでも同じですね。店頭で「ただいま予約なしでカットできます」という看板を見かけますが、それもメールマガジンでできてしまいます。
ただ、この場合は、昨日来店してくれたお客さんにも送ってしまうと、解除の確率が高く なってしまいますので、少し対応を考えたほうがよいですね。
いまはメールだけでなく、さまざまなソーシャルネットワーク(SNS)を活用できますので、時代にマッチしたツールを活用することもアリだと思います。
DMやニュースレターやハガキなどの紙媒体を使った情報提供がメインの場合は、FAXの有無を聞いておくことがけっこう重要です。
ニュースレターは100円ほどで送れますが、それが1000軒あったら 10万円の経費がかかってしまいます。会員のお宅500軒にFAXがあったら、全部に送っても500円程度ですみますので、郵送料に比べ大幅にコスト削減が可能となります。FAXはコストパフォーマンスが非常に高いツールです。
「顧客リストをつくる上で集めるべき顧客の情報は?」まとめ
顧客情報を集めるときは、お客さんが戸惑わないよう、シンプルに必要な情報だけにしぼることが大事。