起業して経営者になったら、考えて判断しなければならないことがたくさんあります。
また、経営にはスピード感も必要ですから、経営者には、次から次に考えて決断することが求められます。したがって、考えることを習慣として身につけるべきです。
考えることを習慣化するは、どのようにすればいいのでしょうか?
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経営者には考える時間が大事
考えることを習慣化するには、まず考える時間をつくりましょう。経営者にとって、自問自答したり考える時間はとても重要です。
現代は、とにかくいろいろな誘惑が身の回りにありすぎます。かなり意識しなければ、1人の時間をじっくりとつくることができません。
だから、携帯電話の電源を切り、インターネットもつながらない、とにかく情報も誘惑も何も目や耳に飛び込んでこないような環境をつくり、そこで1人で僧侶のように自問自答してください。
自問自答をすると、雑多なことが頭をよぎってくる人もいるでしょうし、何も頭に思い浮かんでこないという人もいると思います。
そんなときは、何かテーマを持つと良いでしょう。考えることは、いきなりビジネス戦略ではなくていいのです。
なぜ起業しようと思ったか?どうなりたいか?家族がいるのであれば、家族をどうしてあげたいか?ということをまず明確にしてください。
自問自答して出てきたことは必ず紙に書き出すようにしましょう。私は考えるときも、自問自答するときも、紙にすべてを書き出すようにしています。
きれいに書く必要はありません。まとめるのは後からでかまわないので、まずは頭に思い浮かんだことを書き出すようにしてください。
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経営者の1人戦略会議とは?
考えるには、丸1日時間を使ってじっくりとやってほしいと思います。1日で足りなければ2日使ってもかまいません。とにかく頭の中のものを出しきるのです。
絶対に10分や20分程度で終わらせないようにしてください。
なかなか考えが出てこないときは、本などを少しパラパラとめくると、思考が刺激されて考えがポロポロと出て来やすくなります。リラックスしながら行いましょう。
途中で脳が疲れて眠くなることもあるでしょう。そのときは15分ほど仮眠を取るなどして続けてください。
何度かくり返せば、考える時間はメンテナンス程度で良くなっていきます。私はある時期から、3か月に一度はじっくりと時間を取り、通常は週1回、3時間程度時間を使うようにしてきました。
現在は思考の流れができているので、あまり時間を取ることはありません。それでも数カ月に1度は、1人戦略会議としてホテルを借りて、丸1日考える時間を取るようにしています。これも、ビジネス習慣の1つです。
「経営者には自分1人で戦略会議をするビジネス習慣が必要」まとめ
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