事業撤退は再生へのスタート

いまや、サラリーマンが一生安泰ではない一方で、起業しても絶対に成功するという保証はありません。

起業失敗につながるリスクを最小限に抑えるよう努力していても、ビジネスがうまくいかなくなることはあります。

そんなときは、どう対処すればいいのでしょうか?

起業して思うような結果が出せないとき、何をすべきかお教えします。

事業を延命、それとも…?

終身雇用神話が崩壊し、サラリーマンでいれば一生安泰ではないのと同じように、起業しても絶対うまくいく保証はありません。

もちろん、起業失敗のリスクを最小限にするために、このサイトでは多くのことをお伝えしていますが、それでもうまくいかないことはあります。

ですから、ビジネスが思うように結果を出せなかったり、うまくいかない場合の対処の仕方についてもお伝えしたいと思います。

大手チェーン店などとは違い、スモールビジネスでは、撤退することと自分の生活はイコールです。なぜなら、撤退すれば自分の収入がなくなるからです。

だから、多くの感情も入りますし、収入がなくなる恐怖から、多額の借り入れをして事業を延命しようとする人もいるでしょう。

まず、ここで理解してほしいのですが、仮に事業を辞めたとしても、あなたの人生はこの先続きます。つまり、再生しなければいけないのです。

事業からの撤退を上手に

そこで、重要になるのが撤退を上手におこなうことです。

撤退戦で有名なのが戦国時代の豊臣秀吉です。聞いたことがある人も多いと思いますが、織田軍と同盟関係だった浅井軍が裏切り、浅井・朝倉のはさみ撃ち寸前の状況で、わずか700名の兵と共に豊臣秀吉が「しんがり」をつとめ、無事に命を果たしました。その後、織田軍内でさらに自らの地位を固めていったのです。

ビジネスとは話が違うと思うかもしれませんが、撤退を上手におこなうことは、その人の信頼と未来につながります。

私が言いたいのは、撤退は終わりではなく、再生へのスタートということです。

サラリーマンを辞めて起業家の道へ進むのと同じように、撤退は次の道へと進むための新たなスタートなのです。

再生への幕をスムーズに開けるためにも、なるべくきれいに幕引きをすることが大切です。


「事業撤退は再生へのスタート」まとめ

事業がうまくいかないときは延命するよりも早めに上手に撤退しよう。事業を辞めても人生は続くのだから。

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