起業してビジネスを成立させるためには、ビジネスの核となるポイントを見つける必要があります。
ビジネスを成立させ継続していくためには、現金が入ってこなければ、どうにもなりません。つまり、ビジネスの核とは、商品やサービスが現金化するポイントになります。
では、現金化のポイントとは、どのようなものでしょうか?
また、どうやって見つければいいのでしょうか?
ビジネスの核は業種によって違うけど
私が携わっている着物リサイクルと放置自転車ビジネスは、業種としてはリサイクル業となります。リサイクル業のビジネス戦略の核となるポイントは「集める」ことです。
リサイクル業は取り扱うものを集められればビジネスとして成立させることができます。
リサイクル業として、車買取りのガリバーやバイク買取りのバイク王の戦略を例にとってみると、両社とも現在は一般客への販売も手掛けていますが、立ち上げ当初は買取り専門店として地位を築き上げていった歴史を知ることができます。
ガリバーは、圧倒的に買取りに力を入れ、集めた車を業者専門のオークションに出品して現金化していったのです。
買取りした車を中古自動車として一般客へ販売したほうが利益を多く取ることは可能ですが、それは在庫を持たなければならないことを意味します。
ビジネス戦略には現金化が必要
商品は売れなければ現金化することはできませんが、売れ残りは現金の回転を悪くし ます。販売するためには整備やアフターフォローの業務が発生するので、そのための従業員も設備も必要となりますし、さらには車を展示するための敷地も必要になります。
ビジネスの立ち上げ時で、これだけのことを賄うのはものすごく大変なことですし、とてもリスキーです。
買取りした車をお金に換える場所(オークション会場)があるのですから、車を集めることだけに集中すれば、ビジネスとして成立するわけです(買取りで成功した背景には、もう一方で、不透明だった業界の風習を正し、仕組み化していったことも見逃すことはできないですが)。
このようにビジネスの核となる現金化のポイントを見つけ、そのポイントに対していまある力を集中させることで結果を出しやすくするのです。
「ビジネス戦略の核となる現金化のポイントとは?」まとめ
商品・サービスを現金化させるポイントを抑えることができれば、やるべきことが自ずと明確になる。