ビジネスの仕組みには明確なルールが必要

ビジネスの仕組みができたら、スタッフや外注に仕事を任せることができます。

しかしながら、「本当に安心して他人に仕事を任せていいのだろうか?」とか「他人に任せてトラブルになったら?」などと心配に思う経営者も多いかもしれません。

こんな、よけいな心配やトラブルなしにスムーズにビジネスを進めるために、大切なことをお教えしましょう。

ビジネスをスムーズに進めるために

ビジネスを仕組み化して人に仕事を任せる場合は、ルールを決めなければなりません。ルールとは、あなた自身のルールを決めるということです。

例えば、外注に仕事をお願いする場合、基本的に外注は責任を負いたくないので、業務を依頼するときによく出るのが、ほとんどトラブルになったことのないようところでの心配の話です。

「この場合はどうしましょう?」とか「こうなった場合はどのように対応しましょう?」というすり合わせのなかで、重箱の隅をつついたような話が出てくる場合があります。

そういういつ起こるかわからないことを心配して、仕事を進められない人と話をしていると、スピードが遅くなり足手まといになりますし、気持ちが萎えてしまいます。

私は「起きたときに考えましょう」という感じで話を進めてしまいますが、あまりにも細かいことを言う外注は使わないようにしています。

ビジネスで決めておくべきルールとは?

これは経営者にも多いのですが、こういうことを口にする人は、基本的に前向きじゃないという共通点があります。前向きじゃない人は建設的な話を進めることができませんので一緒に仕事をしても楽しくありません。

はっきり言って、ムカつきながらお金を払って仕事をしてもらう理由はないので、楽しくないと感じた人とは一緒に仕事をしないというルールになります。

もちろんお金をもらう立場になったとしても同じです。無理難題を言ってくるお客さんとはつき合いたくありませんので一緒に仕事はしません。

従業員に対してもルールがあります。

基本的に好きなようにやってもらっていますが、例えば、退職願いを出したらその日付けで退職してもらいますし、面接は基本的には早い者順です。

あの人がよいとかこの人がよいとか、はっきり言って、考えるのが邪魔くさいので、きちんと私の意図を汲んでもらえる人であれば、早い者順で決めてしまいます。

ビジネスのルールを決めるのは経営者

自分のなかでルールをある程度決めておくことで、例えば退職希望者がその日で辞めても困らないように、誰がやっても仕事が止まることのないような仕組みを前もって考えるようになるのです。

他にも会社を大きくしないとか、自分が求めている金額よりも無理にお金を取りにいかない、物事を複雑にしないなど、会社や仕事に対してもルールをつくっています。

ルールは判断基準や行動指針になるので大枠でもいいので決めるべきです。

以前も話に出ましたが、イヤなことを明確にすることは物事を決めるうえでものすごく大切です。

イヤだと思うことはなるべくはじめから抱え込まないようにするという考え方を持っておくと、ビジネスをスムーズに進めることができると思います。


「ビジネスの仕組みには明確なルールが必要」まとめ

ビジネスをスムーズに進めるには、イヤなことを抱え込まないよう経営者として行動や判断基準のルール化が必要。

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